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一見工場のような外観の建物だが、ドアを開けるとそこは、壁、天井、床に張り巡らした木のにおいとコーヒーの香り漂う空間だった−−。「CAFE STYLE COJIRO(コジロウ)」は、銀座の老舗コーヒー専門店「カフェ・ド・ランブル」で修業した小島浩一郎さん(37)が、今年五月に独立して開いた。
カウンター五席にテーブル三卓(六席)のウッディな店内。ゆったりした時間が流れるなかでコーヒーを味わっていると眠気を誘われた。「コーヒーは、その人の体調によって心地良くなったり陽気になったりするんです」と小島さん。ストレートコーヒーはラテンアメリカ、アフリカやアラブ、南太平洋と世界の豆から選ぶ。ほかにも、シャンパングラスの中の冷たいコーヒーにエバミルクを浮かせたブラン・エ・ノワールなどのメニューがある。
飲食店でアルバイトをしていた専門学校生のころ、店を持つ夢を語る職場の仲間に感化され「一国一城の主になりたくなった」という小島さん。学校を卒業して一度は会社に就職したが、コーヒー店を開きたくて、二十三歳のときに老舗店の扉をたたいた。豆の質の見分け方、焙煎(ばいせん)、抽出のどれもが職人の技で圧倒されたが、頑張り抜いて夢をかなえた。
デザートのプリンには、ドロップスコーヒーを入れたカップが添えてある。プリンにかけると、水で抽出した濃いコーヒーの味が溶けて甘さをおさえた渋い味わいになる。「親子で来店しても、まだコーヒーが飲めなくてプリンを注文するお子さんに、味に親しむ機会を作ってあげたくて考えました」と小島さんは言う。
COJIROの「RO」は、カフェ・ド・ランブルのマスターの関口一郎さんの郎、「JI」は技術指導してくれた同店の林不二彦さんの二から取った。「CO」は小島さんで、STYLEは自分を育ててくれた関口さん、林さんや支えてくれた家族、親族、自身の店の様式などを表している。
午前十一時−午後九時(日曜・祝日は午後八時まで)、火曜定休。墨田区東駒形二の七の三рT608・3528。
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